朧げには考えていても行動に移すまでには至らなかった。

同じような時期に同じような釣りで同じような魚を狙う気になれない。

どうしても真新しさを求めてしまう。

釣りという行為に求めるものが「非日常な刺激」なのだと思う。

ライフワークとは離れた別物のアクティビティとして。



干潟の釣りもそうなのだが、今更にバチの釣りを組み立てていく。

完全な淡水域にはシーバスが入ってこない時期に昨年からひっそりと探っていた。

産卵後と思われる痩せ細ったシーバスと産卵後から体力を回復したと思われるシーバスが汽水域で釣れた。

では、もっと早い時期からでも釣れるのだろうと考えて今回の釣行である。



探りの幅を広げるためにある人物に声を掛けていた。

fimoにおける荒らしコメントに一石を投じたが、キャラ設定が個性的過ぎた故に運営するブログが炎上してしまったあのD.K氏に声を掛けたのだ。

触らぬ神に祟りなしではあるが、ブログ上での釣りにおける洞察力は並々ならぬものがある。

失礼な話、話半分とみても十分と思えた。

そんなD.K氏に協力を依頼したのであった。

数年前にfimoで知り合い、那珂湊漁港の清掃活動で少しだけ話しをさせてもらったのが最初の顔合わせだった。

今回、一緒に釣りをするのは初めてなので釣れる釣れないも重要だが、それよりも純粋に釣りを楽しみたい気持ちがあった。

D.K氏は家庭の事情でポイント到着がギリギリになるとのことだったので、自分は3時間前からポイントを確保し、周辺の葦を刈っておくことにした。

20180203-1

久しぶりの草刈りともあり1時間ほどチョキチョキと右往左往して集中力が切れたときにウェーダーのブーツまで一緒に切ってしまった。

刃の先端がブーツに軽く触れた感じだと思ったのにスッパリと切れ目が入ってしまった。

水温は高くても10℃もないだろう。

完全にウェーディングはアウトな状況だ…。

D.K氏が来るまで1時間以上あるので補修材を買いに行く時間はある。

しかし、ポイントを開けてしまうと誰かに入られてしまう可能性がある。

まっ。今の時期は誰も来ないよねw

ということで近くのホームセンターで防水テープを買ってきた。

ブーツの汚れを拭き取って乾かしたところでテープを貼ってみる。

やっぱり付かないよねw

テープを買って戻っているときに冷静になってきて思い浮かんだけれど、ネオプレミアムウェーダー2のブーツって合成ゴムだよね。

とりあえず応急処置的に内側と外側にテープを貼ったけれど固定されている感じはない。

ブーツの柔軟性も相まって直ぐにでも剥がれてしまいそうだ。

そんな折、D.K氏から近くまで到着したとの連絡があった。

車の入り方が分からなかったみたいで誘導させてもらった。

「お久しぶりです。」の挨拶も早々にD.K氏が僕に渡したいものがあるとのこと。

気を使わせちゃったかなと思ったのも束の間、差し出されたものを見て驚愕した。

20180203-2

寒空の下、これから完全防備で釣りをするってのにガリガリ君だってw

ネタの提供ありがとうございます♪

20180203-3

釣りの話やブログの話など話題は尽きなかったが、日が暮れ始めたので各々の釣り座に別れた。

1月にカヤックに乗って魚探かけをして地形を調べておいた。

あの場所にできる川筋はシャロー帯からの落ち込みだったのだ。

20180203-4

そして、予想通りの時間帯にバチは流れてきた。

しかし、魚からの反応は無かった。

D.K氏も同じく。

これで何をしても釣れなかったという重要な結果を残せた。

来年に向けて試してみたいこともできている。

本来であれば同時期に通い込むべきだろうが、今の生活では困難のなのでマイペースを崩さずに取り組みたい。

慌てずに最低でも5年は試さないと答えは出せないだろう。

今年、協力してくれたD.K氏に感謝します。

できれば来年もお願いしますね♪



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